空手 スパーリング仲間②
田中さんは、数年前に全国から500名強の精鋭の警察官たちも派遣された暴力団の特別捜査本部の所属となり、その地域の治安の維持のために全力で任務に当たりました。
相手は体格の大きな人たちも多くいて、田中さんはそんな人たちに対しても当然、威厳を持って接し、時には格闘となり、相手を怪我させることなく、サバキ、制圧していきました。
田中さんに制圧された人が横になったまま、「こんなに簡単に捕まえられたのは初めてだよ!」と褒められたこともあったという。
別の時期に、お店で包丁を持った強盗とも対峙し、同僚の警察官と連携して向かってくる強盗を転倒させ、制圧しました!!
凄い!! 凄すぎる!!
ドラマの世界です!!
私にはできません・・・。出藍の誉れッ!!!
田中さんは情熱と努力でメキメキ上達したのです。
田中さんとスパーリングをしていて田中さんの気の強さに感心させられたものです。
一般的な気の強さというのとは、違う・・・。
私は空手の大会などで全日本チャンピオンやそのクラスの人たちと戦ってきましたが(もちろん負けましたが・・・。)、そういう人たちとも違う気の強さ。
これは、不思議でしたが、田中さんの仕事を考えたら理解できました。
警察官は国民を犯罪から守る最後の砦です。
私などは、いざと言う時は逃げ出してもオッケーです!
でも、彼らはいざという時に絶対逃げずに前に出ます!!
その気持ちを最前線で活躍する田中さんたちは常に持っているからこその気の強さなんだなと感じています。
本当にこの気の強さというのは、持ちたくても持てるものではありません!
常日頃の心構えが一般の会社で働いている私などとは全く違います。
1日のうちに修練の時だけ心がけて持てるのものではありません。
私のサンドバッグ修練は真剣勝負のつもりですが、田中さんたちは文字通り真剣勝負です。
根本的な部分が全く違います!!
↓ 私の自撮り写真です。
◎踏み込んでの左ストレート
すごい活躍をしても全く偉そうにせずに謙虚な田中さんに我が空手流儀のテクニックが少し役に立っていることを密かに嬉しく思ったものです。
いや、誇らしく思ったものです!
この田中さんならば、我が空手流儀の技術をどんどん習得して頂いて仕事に役立てて頂きたいと純粋に思ったものです。
以前、そんな田中さんが欲望渦巻く夜の繁華街を防犯のために見回りをされていると聞いた直後から私は欲望渦巻く繁華街に行けなく、いや行かなくなりました・・・。
マジメに修練しなきゃ!!