空手 質問コーナー!! ボカシ動画あり!
今回は、我が空手流儀を代表して(会員4名!)皆様が聞きたいことにお答えしたいと思います。
Q:空手を習ってからケンカしたことはありますか?
A:いきなり!ど真ん中に剛速球の質問です。
我が空手流儀永久名誉会員で私の心強い味方、正義感の塊、荒くれ男どもを次々に制圧し、包丁を持った強盗をも制圧した燃える警察官、田中さんがスパーリング修練を終わった後に言われたことをハッキリと覚えています。
「武藤さんはケンカで絶対相手を殴ってはいけませんよ。武藤さんは明らかに殺傷能力があります。その点はしっかりと調べられますから、裁判所は厳しい判決を出しますよ。」
田中さんはその言葉にすごく説得力、迫力があります。犯人を追い詰めます。恐ろしいです。
田中さんが欲望渦巻く夜の繁華街を夜回りをしていると聞いてから私は一切繁華街に行きたくても行けなくなった、いや自らの意思で行かなくなった私はトラブルの起きそうな場所には行きません。
この店は女の子のサービスが悪い!などと酔って悪態ついて通報され、田中さんが駆けつけて来られたら最悪のシーンになります・・・。
酒場が悪いと言っている訳ではありません。
レディース&ジェントルメン!お互いが相手、周りの方の人格を尊重し、ルールを守り、お酒を飲んで楽しむのであれば、最高の社交の場です。
気心の知れた人との飲み会、あるいは明らかに楽しい雰囲気になりそうな飲み会には私はもちろん参加します。お酒はすごく弱いですが・・・。
そして、私は母と約束をしています。その昔、空手は『ケンカ空手』などと言われていたこともあり、私の空手の知人で街中でケンカをする人もいました・・・。酔ってケンカをする人もいました・・・。
実際に相手をケガさせて、慰謝料を払った人もいます。
母は私が若い頃から空手に燃えているのを心配していました。
「母さん、オレはケンカは絶対しないけんね。」
母は黙って頷いたのをハッキリと覚えています。
サムライはウソをつかない!!と息子に偉そうに言ってウソをよくつく私ではありますが、この母との約束は40年近く経った今も守っています。
私のことを聞いたり、ブログの動画で見た人の中には、空手を危険に思ったり、怖そうなイメージを持っておられるかもしれませんが、実際の私はヘコへコしていて、気も小さく、頼りなく、知人の高校生の娘さんからは、ヘタレと呼ばれています。弱いオッサンです・・・。息子太郎のアッシー君や孫のハナのミツグ君でもあります。
◎暴力は絶対ダメです!!
↑ 私の自撮り動画です。
◎相手ではなく、自分の心と向き合うことがやはり大切ですね!!
youtu.be私の自撮り動画です。
刑法36条の内容に沿って正当防衛の認められる条件は以下の5つの項目が判断ポイントになります。
①不正の侵害であるかどうか
②急迫性があるかどうか
③防衛行為の必要性があるかどうか
④防衛行為の相当性があるかどうか
⑤防衛の意思があったかどうか
これらの5項目すべてに当てはまらないと正当防衛とは認められません。正当防衛は本来刑事責任を負うべき行為について、違法性を否定する概念ですので、そのハードルは相当高くなっているとのことです。
また、結果的に正当防衛であったとしても、刑事手続きに巻き込まれ、無罪を求めて戦うということは、その労力、時間的被害は甚大なものです。
「無手勝流」・・・我が空手流儀のような自分勝手なやり方、自己流という意味ではなくもう一つの意味が大切です。
剣豪塚原卜伝が渡しの船中で乱暴な武士に真剣勝負を挑まれた際、その武士を先に州の上に上がらせ、自分は船中にあって竿で船を突き離し、「戦わずして勝つ、これが無手勝流だ」と言って、その血気を戒めたという故事からきた「戦わないで相手に勝つこと。力ではなく策によって勝つこと。また、その方法。
やはり、空手をされている人だけではなく、格闘技をされている全ての人には、ぜひこの精神と相手の人格を大切にし続けることを実践して頂きたいと思います。
格闘技をしていて威張って得することは何一つありません!!
お前に言われたくないねって言われそうですが・・・。