息子よ!人生というものはなぁ!!
野球に燃える息子太郎の練習試合があり、私の休みとも重なり、久しぶりに応援に行くことができました。
◎太郎のバッティング ↓ ↓ ↓
太郎は学校のある日は、7時30分から始まる朝練習に参加し、夜は全体練習が終わって自主トレを行い、帰宅するのが、21時30分くらいで、休日もやはり、朝から夜まで練習。
練習時間が長い!長い!!
私の練習時間は短い・・・。
凄い情熱だ!
指導する監督、先生たちは私と同世代に近いが、ヤケドしそうになるくらい熱い心が伝わってくる。
私にそのような熱い指導は無理だ・・・。
スポーツ庁が去年「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を策定して練習時間や頻度を見直す方針が掲げられています。
進学校が短時間の練習で、甲子園に出場することもあり、運動部活動の効率化というのは今後も進んでいくことでしょう。
太郎は21時30分頃に帰宅し、夜ご飯後に外に出て、私がこもっていろいろしている部屋の前に陣取り、窓ガラスで自分の姿を確認しながらビュンビュン素振りをしたり、タオルを右手に持ってビシュッ!ビシュッ!と窓ガラスから風圧の音をさせながら投球練習をする。
初めてその風圧の音がカーテン越しから聞こえてきた時は、電車に乗ってて電車同士がすれ違う時の音がしているようでビックリしました!
「お前!窓に近すぎやろがっ!!」
そんな燃えてる男が練習試合の終盤頃に左足を痛めたか、左足を引きずり出しました。
その後に、太郎は選手交代となり、ベンチへ。
練習試合が終わって、グランド整備、片付け等が始まると、太郎が逞しいチームメイトからおんぶされ、連れて来られた!
左足の踵が痛くて動けないとの事で、私もビックリして病院へ。
ナイスガイの逞しいチームメイトが車まで息子をおぶってくれ、助かりました!
「左踵骨不全骨折」疲労骨折でした。
全治1ヶ月でしばらくリハビリ治療が必要との事でした。
太郎は左足が痛いのと1ヶ月練習を休まないといけないので、なかなかのショック状態でした・・・。
高校生になってピッチャー、打者として活躍するようになって常にレギュラーとして注目もされてきましたが、しばらく裏方で頑張らんば!ということになりました。
《カゴに乗る人、担ぐ人、そのまたワラジを作る人》
「お前、いつも応援されている側なんだから誰よりも声を出して応援して準備、片付けもしっかりやれ。」
「リハビリも頑張れ!通院保障が・・・いや、なんせ通院頑張れ!!」
と元気ない太郎を励ましました。
「治るかなぁ・・。」
「アホッ!その怪我なら1時間ごとに良くなっていくわ!!」
とアントニオ猪木の名言を伝えた。
翌朝、寝て足が固まってもっと痛くなっているかと思っていたら調子が良さげで安心しました。
その日は学校へは嫁さんがクルマで送ってくれ、夕方にリハビリ行って、夜に私が帰ってみたら普通に歩いているようでビックリしました!!
「お前っ!回復早くないか?」
「リハビリには行かんばよ・・・」
もちろん、練習が本格的にできるはずもなく、通院以外は裏方で頑張っているようでした。
1週間後に練習試合があり、夜に私が帰宅して
「太郎!どうだった?練習試合は?大声出して応援したか?みんな頑張っているんだからなぁ。みんなが眩しかったろうが!」
「人生というものはなぁ・・・。」
と言いかけたところで、
「オレ、今日の練習試合で代打で出てヒットを打ったわ。」
「えっ!?」
「1週間前に怪我してもう練習試合出たのか?
回復早くないか???」
私はこの最近ビックリ続きでしたが、一番ビックリしました!!
目に見えない神様のおかげとしか言いようがない・・・。
「監督からは9回表に足が痛くないなら代打で出て逆転ホームラン打てって言われたんだけどね。」
太郎は悔しそうに言ったが、ほくそ笑んでいたのを見逃さなかった。
「すげーなぁ!」
「リハビリは行ってくれよ!・・・でも通院保障はどうでもええなぁ・・・。」
今回は、太郎は本当に運良く回復が早かったのですが、怪我や病気というのは、どうしようもないこともあります。
細心の注意を払っていても。健康に気をつけていても。ですね。
私もこのことを機会にあらためて今を大切にと思ってしまいました。
また、太郎も今回のケガでいろいろ心に想うところがあったでしょうからニュー太郎に期待しています!