空手Q&A 継続のコツ

:なかなか運動が長続きしません。なにか良いアドバイスがあったら教えて下さい。

 

:気合いを入れすぎないことが大切でしょうね。

f:id:mutouryuuichi:20190521222531j:image

:武藤さんはサンドバッグしている時にオッサンのくせに気合いが入っているように見えますが・・・。

 

「オッサンのくせに」という表現は気に食わないが、

普段のお仕事や家事、通勤、通学などで十分カラダを使っている方は、それが良い運動になっているので、他の運動種目に気合いを入れて行わなくても良いと思います。

 

:なんだか、ピンボケのような気がしますが、それでも継続して運動がしたいという方や普段カラダを動かさないから運動したいけれど継続しにくい方には?

 

:カラダをゆるめて、より動けるカラダに変えていくことが大切です。

 

「カラダをゆるめる」って?

 

:あくまでも私の個人的な意見ですが、紹介しましょう。

 

私は20年くらい前に「ゆる体操」を考案された高岡英夫先生のご本と出会い、高岡先生の理論とご自身が実演される剣やスキーの動きに、「これは凄い!!」と深く感銘を受け、「ゆる体操」を行うようになりました。

 

◎高岡英夫先生のご本はたくさんありますが、「ゆる体操」が図解で載ってあれば、タイヘンわかりやすいです。

f:id:mutouryuuichi:20190521190029j:image

f:id:mutouryuuichi:20190521190035j:image

 

 ※高岡英夫先生のことをブログで書こうとネットで調べると

 

「YURU EXERCISE」というHPがありました!

 

私は見たことなかったので、今度じっくりみます。

www.yuruexercise.net

 

◎運動科学研究所のHPの「ゆる体操とは」より ↓ ↓

f:id:mutouryuuichi:20190523063201j:image

 

自転車をカラダに例えてみます。

 

ある程度の距離を急いで行くとしますが、自転車は2台あり、自転車の状態が違います。

 

①チェーンは錆びついて、ペダルは曲がっていて、ハンドルは傾いていて、タイヤの空気は十分に入っていない状態。

 

②上記の状態が全くなく、十分整備されている状態。

 

①の自転車がどんなに見た目がカッコ良く高価なものでも自転車に乗ったことがある人は、乗る前から「勝負あった!」で②の自転車を支持するに決まっています。

 

同じ人が乗って、もちろん同じように燃えて頑張って運転しても肝心な自転車(カラダ)の状態次第で乗る前からやる気も違うし、運転中の頑張り、効果、快適さも全く違います。

 

①の自転車をもう一度乗って走らせるとしたら、一度目がきつかったので、乗る前からかなりのストレスになると思います。

 

自転車の状態は外見ですぐわかりますが、自分のカラダはいつも動いているので、動かしにくいカラダだとしても自覚しにくい面があります。

 

しかし、カラダをゆるめるのにこれで終わりということはありませんので、どなたにもおススメです。

 

また、冒頭でお話ししたように、仕事や家事、子育てなどでかなりカラダを使うような方は、カラダをゆるめてほぐすことで、心身ともに良い状態になれるでしょう。

 

専門種目を行う時というのは、気合いが入りすぎたり、気負いすぎたりなどで、プレッシャーがかかるものです。

 

準備体操を入念にして、コンディションを気にして、心拍数を上げていき、専門種目に入っていきます。

 

私もサンドバッグする時は、

アントニオ猪木のテーマ曲「イノキ ボンバイエ」が自然と聴こえてきて、

スイッチが入り、カラダをゆるめながらもメラメラと燃えてきて気合いが入り、

ゴングと同時に「ゴーッ!!」って熱くなります。

 

終了のゴングなると「ハ~~ッ↓ ↓」ってため息になります。

 

かなりのストレスを感じるものですが、

「ゆる体操」は、おやつにスーッと手が伸びるように、

買い物していて特売セールを知り、いそいそと歩いて行くように、

ストレスなく取り掛かれますし、簡単で優しい体操で短時間でも効果があります。

 

運動を継続していくには、自分のカラダ(自転車)をゆるめて(整備して)いくことで、動けるカラダを作っていくことが大切だと実感します。

 

動けるカラダができてきたら、専門種目の技もカラダに馴染んでくるし、心にも余裕ができ、意欲的に続けることが可能となります。

 

やはり、体・技・心です!

 

まずは、動けるカラダを作っていくということが、どなたにとっても大切で、日常生活動作(ADL)を楽にし、ハードな専門種目のパフォーマンスも高めていきます。

 

私は私のカラダ(自転車)がゆるんで(整備されていて)良い状態ということではありません。

 

しかし「ゆる体操」を行い、また、常日頃からカラダを「ゆるめる」ことを意識していますので、私の行いたい種目(空手)を意欲的に続けることができていると思っています。 

 

私が実感するゆる体操の良いところ。

 

・簡単で軽度な体操なので、いつでもどこでも短時間でもできます。

・立って行う体操もありますが、寝た姿勢で行う「寝ゆる」という体操もあり、朝の目覚めからすぐに行えて、カラダも目覚めます

・固まったカラダをゆるめていくので、心身ともにリラックスできます。

・お金もかからず、動けるカラダに変わっていき、専門種目に活かせる。

 

高岡英夫先生がこの「ゆる体操」を発表して下さったおかげで私は今も元気に空手を続けることができています。

 

本当にありがとうございます!!

 

 

私は高岡先生の「ゆる体操」と出会えたことで、動けるカラダ作りを心がけていますが、他の体操法や健康法で動けるカラダを作る方法は他にもたくさんあると思います。

 

◎3ラウンド目の終了前のある日のサンドバッグ風景です。

疲れていて手数も減っています。

カラダがゆるんでないのかも・・・。

しかし、踏ん張らなければ!

youtu.be↑ 私の自撮り動画です。

 

◎相手とすれ違うように打ってバックにまわります。当て逃げではありません!

youtu.be↑ 私の自撮り動画です。

 

先週末の夜、都会に住む25年来の空手の知人から携帯に電話がかかってきました。

 

「武藤さん!元気ですかーーっ?」

 

飲み会の最中の雰囲気で、電話の向こうは盛り上がっています。

 

1年ぶりの電話に

「懐かしいねぇ!楽しそうだねぇ!」

 

「ちょっと待って下さい。電話を換わりますね。」

 

「武藤!!元気か?Aだよ。」

「おおっ!!Aさん!!お久しぶりですーッ!」

 

「武藤!オレだオレだー。元気そうだな!Bだ。」

「おおっ!!Bさん!!ご無沙汰していますーッ!」

 

Aさんとは7年ぶり、Bさんとは実に33年ぶりにお話ししました。

 

数年に一度、当時の猛者たちが、それぞれ活躍している地から集まり、同窓会(飲み会!)をしているとの事。

 

若い頃、私の中の空手史上最高の達人の道場にお世話になりました。

 

その道場には芦原先生の超絶な空手に憧れ、全国から能力・やる気のある凄い方々が集まっていました。

 

その中でもAさん、Bさんにはタイヘンお世話になりました。

 

「強くて優しい」先輩方の姿に憧れ、

サムライたる者はかくあるべし!と思っていました。

 

その勇姿は今も心に刻まれていて私の目標でもあります。

 

底抜けに明るいのは真似できませんが・・・。

 

私と話すごとに、

 

「ぎゃははは~~っ!!」とまわりの方々の大笑いする声も聞こえ、楽しく気持ち良く酔っているのが、わかります。

 

「次回の(空手の)同窓会は、お前も来いよ!」

 

と声を掛けて頂きました!

 

お互い年齢を重ね、楽しい飲み会で大笑いしながら盛り上がっていたら、

 

ツバが飛んだり、食べこぼしがあったり、

 

つまづいてこけそうになったり、

 

コップをひっくり返したり、

 

気がよく利く優しく可愛い店員さんに馴れ馴れしく声をかけたり、

 

節操のない会話をしたり、

 

昭和のオッサンは、お店に迷惑をかけることも増えます(全て私のことです)。

 

先輩方も動けるカラダを作り続け、今も元気に空手の修練と指導をされています。

 

継続すると楽しいこともありますので、

 

お互い頑張っていきましょう!!