坂本龍馬に会いに行く!① 銅像編

 「竜馬がゆく」(司馬遼太郎 文芸春秋)を読んで、坂本龍馬が大好きになったのは私だけではないでしょう。

 青春時代にこの「竜馬がゆく」を読んで飄々として剣術もムチャクチャ強く、日本を飛び回り、偉業を次々と成し遂げるその姿に強烈に憧れました。

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幕末の四国は土佐の田舎の次男坊に生まれた坂本竜馬は、気弱で泣き虫、勉強もあまりできない何とも冴えない子どもでした。

しかし、剣術修行のために江戸に行き、千葉周作が創始した北辰一刀流の道場で燃えて修行して一流の剣士に成長していったのでした。

私は空手などの武道が好きなので、竜馬の剣術のシーンでは自分で竜馬の動きを想像しながら読んだものでした。

津本陽さんの剣豪小説なら小説を読みながら私はその剣豪になりきり動きを実際に確認し、その秘伝を得ようとしたものです。

我が空手流儀は剣術の動きをかなり参考にしています。

 剣術の斬らせずに斬る!⇒空手の打たせずに打つ!なのです。

脱線していしまいましたが・・・。

 

北辰一刀流の剣術修行中には免許皆伝で竜馬より年上の美人で男勝りの千葉さな子が登場し、千葉さな子が竜馬に魅かれて行くシーンもあり、いろいろな恋もあるものだと読んだのも懐かしい!

剣術修行から土佐に帰った後には、武市半平太の勤皇党の一員となり、その後に竜馬は勤皇党との思想的乖離を強く感じ始め、脱藩して自由に日本を飛び回ることになるのです。

「竜馬がゆく」のあらすじはこのあたりまでとして。

竜馬は好青年で親しみやすく、いざと言う時には大仕事を見事にやってのける竜馬には魅かれますよね。

「彼がいてくれたなら、今の世の中を変えられる!」と今も待望論があるのも素晴らしい!

 

しかし、坂本龍馬なのに、なぜ「竜馬がゆく」の名前は竜馬って書くの?

気になって調べてみました。

⇒作者の司馬遼太郎が実在した「龍馬」と区別するために「竜馬」と当て字をしたとのことでした・・・。

 

「竜馬がゆく」⇒「史実を前提にした創作」

 

龍馬の功績⇒海援隊、薩長同盟、大政奉還、船中八策はゆるぎないものです。

しかし、「竜馬がゆく」は史実と異なる部分もかなり多くあるので、歴史小説ではなく娯楽小説であるとする研究者もおられるのは事実です。

「竜馬がゆく」を読んで、竜馬に憧れ、その生き様を目指していく!男とはこういうものだ!夢が持てるようになった!などなど熱くなった方も数え切れないほどいるはずです。

やっぱり「龍馬」も「竜馬」も素晴らしいのです!!

 

そんなわけで、坂本龍馬から元気を頂こうと坂本龍馬ゆかりの地を訪れたのでした。

嫁さんや娘は仕事、息子は学校で平日休みの私が一人で9月の初旬に行ったのでした。

長崎市の坂本龍馬ゆかりの地、海援隊の前身である「亀山社中」と龍馬像のある「風頭公園」は、距離も近いし、坂本龍馬の長崎観光の2大セットでもありますので、ぜひ行かれてみて下さい!

私は30年近く前に亀山社中記念館には行ったことがあるのですが、風頭公園は初めて行きますので、楽しみでもあります。

 

長崎市は訪れた方はわかると思いますが、坂の町であります。

クルマで行くには必ず、駐車場の場所を気にしなければいけません。

時間のない方や長崎をいろいろ見て回りたい方は、できるだけ近くの駐車場に愛車を預けたいところです。

若者ならともかく私のようなオッサンには歩く距離は短い方が良いに決まっているというなんとも横着な考えもあり、その考えに共感して下さる方は参考にして下さい!

 

◎私がスマホで長崎市に着いて大急ぎでスマホで調べて利用させて頂いたのが、この「風頭さくらパーキング様」です。

☆風頭さくらパーキング 長崎県長崎市風頭町5−28

8:00~20:00まで1時間 200円 その後は30分毎に100円

20:00~8:00までは2時間 100円

この「風頭さくらパーキング」は駐車場の時間貸し部分は20番、21番、22番の3箇所ですので、満車の場合は、別の駐車場にゴー!です。
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◎この「風頭さくらパーキング」の料金の支払いシステムは自分を試される場所でもあります。

クルマを止めて2階の受付にて手続きをするのですが、駐車した時間をその玄関前に立て掛けてある用紙に自ら記入します。

所用をすませたらまた2階の受付に行き、出庫の時間を自ら記入してその料金を箱に入れるシステムなのです!

60分以内、60分超、90分超、120分超と料金が変わりますので、2階受付に行き、出庫時間を記入する時に自分の中にある「悪の心」「弱い心」に負けないようにしないといけません。

龍馬を好きで風頭公園、亀山社中記念館を訪れて元気をたくさん頂いた直後ですので、龍馬の生き様に恥じないよう正直に記入して規定の料金を支払いましょう!!

こんなセコイことを考えるのは私だけかもしれませんが・・・。

・駐車場奥の緑の壁が見える手前3台が時間貸し駐車場になります。

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◎「風頭さくらパーキング」を出るとすぐに長崎市の景色が一望できます。

この風景を見れば、ザ・ナガサキ!ってなります。
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◎風頭公園まで100m、亀山社中跡まで666m!

「風頭公園」が見えてきたら右手側に「小川ハタ店駐車場」がありました!

料金は一緒ですが、ここの駐車場のほうが広くて近いです。

「風頭さくらパーキング」からそんなに離れた距離ではありませんが・・・。

しかし「小川ハタ店駐車場」は18時で施錠して利用できなくなりますので、長崎の1000万ドルの夜景、風頭公園での日の入りの時間帯での絶景を見たいと思われる方には、先ほどの「風頭さくらパーキング」が絶対おススメですね!

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◎風頭公園に入りました!
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◎写真を撮り忘れましたが、歩いていると、右手側にコーヒーのハタが見えて公園内に「おきみ茶房」というカフェがあるのです!

美味しいランチを食べたい衝動に駆られましたが、私一人だし、次回ということで。

◎私はトイレが近いので、「おきみ茶房」を過ぎたすぐ近くにトイレがありました!

これには助かりました!
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◎用を足していると、このような標語が!

急いではいましたが、しっかりと前進していたので問題なし!です。
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◎なんと!上野彦馬(1838年~1904年)のお墓もあるのです。

長崎出身で幕末期から明治時代にかけて活動した写真家で、日本最初の戦場カメラマンとしても有名なのです!

上野彦馬の写真の腕前が評判となり、坂本龍馬などの維新の志士たちの撮影も行ったのです。

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◎しばらく歩いているとついに登場!!彫刻家・山崎和國氏の「坂本龍馬之像」!!

初めて本物の「坂本龍馬之像」を見ました!!

☆1989年5月に建立。高さ4.7m(全身像3.2m+台座1.5m)

テレビのニュースなどで「坂本龍馬像」を見たことがはあります。

また、この「風頭公園」は長崎市の桜や紫陽花の名所としても有名です。
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◎北辰一刀流の剣豪・龍馬!

腕組みをしているものの脱力していて美しい立ち姿です。

履物はやっぱりブーツ!
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◎親切な熱いカップルが一人で来ている私を哀れんだか、写真を撮って下さいました。

腕組みして同じポーズを取りたかったのですが、気恥ずかしくなり普通のポーズです。

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◎遠くに「女神大橋」が見えます。

※長崎旅ネットより

女神大橋は夜はライトアップされ、長崎の幻想的な夜景をさらに映えさせています。
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◎「坂本龍馬之像」を過ぎて展望台もあるのです。

ここからの眺めはやはり素晴らしいですね!

長崎の夜景は稲佐山からの眺めがあまりにも有名です。

長崎の中心街の灯りが稲佐山から見ると正面となるためです。

風頭公園は稲佐山の対面になるので、長崎の中心街の灯りが背面となってしまいます。

風頭公園の夜景は夕刻から日没直後にかけての時間帯(夕陽が沈む時間帯)のグラデーション(沈む夕陽の黄金色の輝きが連続的に変化する)の美しさがツウの間で有名なのです!
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◎「坂本龍馬之像」を脳裏に焼き付けて、いざ亀山社中跡へ!!

その途中の公園内に「ハートストーン」というのがありました。

最初はどこにあるのかわかりませんでしたが、燃えてしばらく探すと・・・ありました!!

50をすぎたオッサンがハートストーンを探すなんて・・・。

誰もいなかったから探しましたが、人がいたらスルーするところです。
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◎そして目指す「亀山社中記念館」に!

「龍馬通り」という細くて石段混じりの坂道を下りていくのです。

燃える男・坂本龍馬を先頭に亀山社中の同志達が、この石段混じりの坂道の通りをどこに行くにも行き来していたという道なのです!
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今回はここまで!

次回はいよいよ亀山社中へゴーッ!!なのです。