極意が向こうからやってきた!
作家の津本陽先生の著作の中でこの名言が書かれていたと記憶しています。
鍛錬、修練を重ねていくことで、自分自身で極意に気づき自分のものとなっていくというようなことを書かれていました。
前回紹介しましたようにサンドバッグを全力で行い続けることで、私も「極意が向こうからやってくる」という意味がわかってきました。
これは目に見えない神様が教えて下さっていると確信します。
しかし、最初の頃はサンドバッグを全力で打ち続けるのがキツくてキツくて。
それでも何かしなければ、と勝手に思い込んでいました!
練習相手がいつもいるわけではないものですから一番手っ取り早いと思ったのが、サンドバッグです。
それでも何とか打ち続けていたらコツのようなものも感じてきました。
手を抜くという意味ではないのですが、脱力が大切なんだなって思ってきました。
打つ、蹴るの瞬間瞬間は気を入れますが、肩に力が入ってるとスタミナもなくなり、長く続けるのは難しいんだなとも実感しました。
私のような凡人が50歳を過ぎても空手を続けているだけでも感謝ですが、サンドバッグを真剣勝負のつもりで行ってると、いろいろなことに気づきます。
自然体の構え。前へ移動する方法。サイドやバックに入る身体の使い方や打ち方、制圧の方法。ローキック、ミドルキックの移動しながらの蹴り方等々。
今度はその感覚を朝の修練で確かめながら行う。
そうすることで、徐々に自分の技となっていきます。
次回サンドバッグする時はこのように動いてみようとか、あの凄い選手はこういう感じで動いてるんだなとかいろいろ感じるようになってきました。
こういった感覚が楽しく、上手くなれる知恵をいただいたなと感じることができるので、朝の修練のメニューも少しずつ変わってきてますし、孤独なサンドバッグ修練も気合いを相変わらず入れながら続けていけてると思います。
また、津本陽先生の著作に一人練習が最も大切というようなことが書かれていました。
私もほとんどが一人練習ですので、この言葉に常に励まされ、どれだけ救われたか!!本当にありがたいことです。
「極意が向こうからやってきた」はもしかしたら「極意が向こうから勝手にやってきた」だったかもです。
この言葉は今も私の宝ものです。
一人修練する私にとっての一番の言葉です!
言葉は少し違うかもしれません、記憶があやふやで申し訳ありません。
それも違うかもしれません・・・。
でも、そのような内容の言葉です。
この言葉を励みに今日も頑張っています!