剣の素振り!私の修練の原風景!!

昨日のサンドバッグ修練で身体のあちこちが筋肉痛になっています・・・。毎度のことですので、気にはしていませんが。

 

朝の修練は例え短時間でも毎日していますが、その修練メニューの中で剣の素振りがあります。剣といっても以前紹介した鉄の棒を振っています。

もっと以前は長い棒を使っていましたが、この数年はこの鉄の棒を愛用しています。

このことについて書きますね。

 

もうかれこれ素振りを始めて20年くらい経ちます。

しばらく素振りをしなかったこともありますが、この素振りは大切なんだと心身で感じるようになって続けています。

 

津本陽先生の「薩南示現流」を読んで、超えていくには一人稽古が大切さであるということを学び、素振りもするようになったのですが、昔の剣術家の凄まじい強さというのはもしかしたらこの素振りをしていたのが、原因ではなかろうかと感じるようになりました。

素振りを続けると実感しますが、肩甲骨を使っての振り上げ。振り下ろした時の全身協調と一点集中。回数をこなすので、脱力が自然に身につく。下腹も意識しやすい。

背骨を中心に鍛えますので、身体が強くなっていく。

自分の中心に向かって振るので、健康に良い。剣の持ち手、足の前後を左右変えれば、偏ることなく左右均等に鍛えられます。等々あります。

 

素振りを続けていくことで、相手の心身に反応しての動きも速くなった気がしますし、体さばきも上手くなった気がしますし、集中力もついた気がしますし、私はこの20年近く筋トレ等で各箇所の筋肉を鍛えることはしていなく、筋トレと言えば、この素振りと突きのみです。

私は決して力自慢ではありませんが、そこそこ全身くまなく鍛えられていて健康ではあります。

修練時間も短時間ですんでいます。

 

私ごときの素振りでは、昔の剣術家と比べてはいけませんが、剣術家は文字通り生死をかけた真剣勝負をしていたので、素振りにしても命がけで行っていたはずですから、津本陽先生が書かれた剣術家は先を取る反応も速かったでしょうし、体さばきも俊敏だったでしょうし、胆力も凄かったでしょうし、頭脳も明晰だったでしょうし、身体も強かっただろうというのは実感として想像できます。

 

これは武術や格闘技をする人のためだけの良い鍛錬方法ではなく、女性や高齢の方、運動不足の方々、結局すべての人たちに効果のある方法と思いますよ。

振る道具はお水を入れた2リットル、1リットル、500ミリリットルのペットボトルで十分です。一つのトレーニングで全身鍛えられますが、時間もかからず、場所も問いません。

 

私の実体験からの話しですが、本当に良い修練ですよ!

f:id:mutouryuuichi:20190121100655p:image

f:id:mutouryuuichi:20190121100708j:image